メンタルケア心理士資格が意味ない人とある人の違いを解説

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メンタルケア心理士は、メンタルケア学術学会が認定する通信の心理資格です。

テキスト3冊と8枚のDVDを使って通信添削を受けながら学ぶタイプで、受講料は49,000円と決して安くはありません。

この資格を取って意味があるかないかは、その人の目的によります。この記事ではその詳細と評判・口コミ、メンタルケア心理士資格取得のために必要な事を解説します。

メンタルケア心理士公式サイト

メンタルケア心理士を取る意味が弱い人

結論からお伝えすると、プロの心理カウンセラーになりたい方、傾聴・カウンセリングスキルを身に付けたい方には、取る意味がかなり弱いです。

基本的に通信で取得できる心理資格すべてに当てはまりますが、就職に直結する資格ではありません。

特に病院や学校で心理カウンセラーとして活動したい方には、向かない資格です。ハローワークで公募されている心理の仕事はいくつかありますが、この資格だけだとほぼ100%断られます。気になる方は実際に応募してみてください。

各種SNSやネットを使って自分で集客できる方には、意味がないとは言い切れません。
メンタルケア学会公式サイトでは、資格取得後に独立開業されている方が紹介されています。自分のサイトを持っている方に、学会のサイトからリンクを張っているのは非常に良心的だと思います。

ただし、プロとして活動する場合は実際に人と関わってトレーニングする場を自分で作り、自分でその都度振り返りながらスキルアップしていかないと競合他社に負けてしまいます。

プロを目指す方は、最低でも通学のスクールに通った方が近道です。

メンタルケア心理士を取る意味が強い人

各種精神疾患について効率的に学びたい方、自分自身がその傾向がややあり、セルフケアに役立てたい方には取る意味があります。

というのもメンタルケア心理士の対応領域として、精神疾患予備軍の方(不眠、気分の落ち込みが有る、何事もやる気がない等)が定められており、精神疾患にならないための予防法が学習内容に組み込まれているためです。

パニック症や各種強迫神経症などの症状が現れている人は、明確にメンタルケア心理士の対応領域外とされています。

そのためうつ病や双極性障害、社交不安症などにならないための予防方法を知りたい、自分のメンタルケアに役立てたい方にとって、大学に行かずに効率的に学べますので、取る意味は強いです。

大学でこれらを学ぶとなると、入学のために心理とは関係無い勉強をする必要があります。特に社会人になってから働いたり、様々な人と接した上で心理学を学びたい欲求がでてくる方もいます。その方にとって、この資格は手軽に精神医科学が学べるのが大きなメリットです。

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資格取得までの流れ

  1. メンタルケア心理士添削課題全6回を修了する
  2. こころ検定2級を受検し、合格する
    [全国各地で受験可。年5回(1、4、6、8、10月)実施]
  3. メンタルケア学術学会に資格認定申請する

以下に該当する人は、メンタルケア心理士通信講座を受けなくとも、こころ検定2級に合格すれば申請するだけで資格取得できます。

  • 認定心理士取得者
  • 産業カウンセラー初級取得者
  • 4年制大学心理学部、学科または心理隣接学部、学科卒業者

教材一式

  • テキスト「精神医科学基礎」1冊
  • テキスト「精神解剖生理学基礎」1冊
  • テキスト「カウンセリング基本技法」1冊
  • 講義DVD:8枚+ポイントグラフィックDVD:3枚

受講期間

標準4ヶ月(無料延長4ヶ月有り)

難易度、合格率

合格率は非公開(正答率70%以上)。

難易度は通信心理資格の中ではやや高めです。通信講座の中に修了認定テストがあり、こちらを7割以上で合格、さらにこころ検定2級に合格する必要があるためです。

費用について

トータル費用:75,300円(税込)

  • 通信講座受講料:62,000円(税込)
  • こころ検定2級受検料:7,700円(税込)
  • 資格登録料:5,600円(税込)

評判と口コミ

テキストに図解・イラストが少なく、文字が多い点が理解しづらかったという口コミ。

上記以外は肯定的な口コミでした。

まとめ

通信の心理資格であればメンタルケア心理士資格に限りませんが、プロ目的の方には向いていません。

各種精神疾患に興味があり、その予防法や仕組みを学びたい方にはとても適切な資格です。

うつ、不安障害は誰しもなる可能性があるものですので、その予防法を学んで身に付ければ、一生役立つ資格といえます。

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